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心に添う
自分が「いきいきとしている」と感じる瞬間とはどんな時ですか?
美味しいものを食べているときや好きな趣味に打ち込んでいるとき、気の合う仲間や大好きな人と一緒に過ごしているときなど、「好きなこと」や「好きなもの」「好きな人」に接している時間を思い浮かべるのではないでしょうか。
しかし、あなたの周りに何らかの不具合が起きたらどうでしょう。自分に自信が持てなかったり、悲しかったり腹立たしかったりして、「好きなこと」の満足感を本来のように感じられないと思います。
「心に添う」こと、私たちは人と人とのいい関係を作り、安心感を持ち自信を感じられるよう支援することを目指していきます。
一人ひとりが人生の主人公
私たちの仕事は「支援」。
どんなに重い障害があっても心のあり様は同じです。
心の中に、幸福になりたいという願いが広がる時、気持ちは豊かになります。
障害がある事で「生きにくさ」があっても、自分らしく生きる事、
幸福な人生を送る事は、人の喜びです。
憲法にも「幸福追求権」があります。
それは、誰もが持っている人としての最大の権利です。
私たちの仕事は、その人が「自分の人生の主人公として」幸福をつかむ為の、サポートやアシストをすることです。
困った人は困っている人
パニックや他傷・自傷行為、大声をあげる、同じことを何度も繰り返す、まったく動かなくなってしまうなど、支援者が困ってしまう場面はよくあります。
その時、ご本人の思いはどうでしょうか、一番困っているのは行動を起こしているその人自身なのです。
そんな時に「ご本人が困っている事」に気持ちが向かないと、「怒鳴る」「無理やり動かす」「力任せの対応」など、権利侵害につながる事になりかねません。本人が困っていてそうせざるを得ない状態であることを理解し、冷静に適切な支援を行うことが必要です。誤った支援から起こる失敗体験や叱責は自己肯定感の低下にもつながります。そんな時にこそ、その原因を探り、ご本人の心の奥にある気持ちに気づき、困った事に一緒に向き合い問題の解決をしていく事を大切にします。
地域生活支援
地域で暮らす。どこで誰とどんな暮らしをするのか、決めるのはその人自身です。
私たちは支援を必要としている人が、地域で生活を送る上での興味や関心、つまづきや困り感を汲み取り、得意分野が発揮できるように支え、地域生活が豊かになっていくことを目指します。
自分で出来ることを尊重し、不得意なことは支え、その人に合ったやり方でコミュニケーション力を高め、一人ひとりの意思決定を支えていきます。
そして自分の人生を主体的に送れるよう、その人らしい暮らしの実現を目指します。
自分らしく在る
自分の事を大切に思い、ありのままの自分でいたい。
自分の事は自分で決める。
それは誰もが持つ願いです。
『Nothing about us without us !』
「私たちの事を、私たち抜きで決めないで!」
「意思決定支援」とはその人の存在や心を尊重することです。
だからと言って「あなたが自分で決めていいのですよ。」と言い放つことでもありません。
「わかった!」「伝わった!」「できた!」の成功体験を積み重ね、時には失敗してもそれを尊重され、自分らしく生きていく。
そして、そのままの自分を大切に思い、「自分らしく地域の中に在る」そんな支援を目指しています。
私たちはライフステージに沿ったサービスを作り続けます
地域で自分らしく暮らすためには、一人ひとりのライフステージに沿った支援が欠かせません。
乳幼児期、 学齢期、 成年期、 高齢期と各 ライフステージ を通じて一貫した支援体制を地域の中に作っていきます。
そのためには、当事者だけでなく家族、市区町村、学校、病院などの関係機関と共に、個人と個人、個人と組織、組織と組織の繋がり等「ソーシャルネットワーク」をつくりながら課題を解決していきます。
地域に働きかけ、政策や制度の改善について訴え、組織としての動きを作っていきます。
ないサービスは作るという法人創設の時からの考え方を大切にし、地域の中で暮らしに役立つ政策や事業などの計画立案に加わります。
だれもが幸せに、自立した地域生活ができる 社会の実現を目指し続けていきます。